きらめき☆てんこもり♪

デザイン業務は、単なる美的な側面だけでなく、人間関係やコラボレーションにも深く関わっています。
ふれんどらいんを立ち上げ異業種交流会などを長く続けて、集客のための広告制作やWebサイトを構築しているうちに「つながりをデザインする」というテーマが出来上がりました。
本日のブログ【きらめき☆てんこもり♪】では 未来のデザインにおいて、技術進化だけでなく、人との繋がりや協力の在り方に焦点を当てて綴ってみます。

これからは UX（ユーザーエクスペリエンス＝あらゆる製品やサービスを通してユーザーが感じる使いやすさ、感動、印象といった体験すべて）だけでなく、共感力のあるデザインが求められます。デザイナーはユーザーの感情やニーズを理解し、それに基づいて製品やサービスをデザインすることがますます重要となります。人との共感をデザインに取り入れることで、製品やブランドがより深い結びつきを生み出すでしょう。
デザインプロセスの最初に、ユーザー調査とエンパシー（自分とは異なる価値観や考え方を持つ他人に自己を投影し、相手が何を考えているのか、どう感じているのかを想像する力）を重視することが重要です。ユーザーのニーズや期待を理解し、彼らの視点に共感することで、デザイナーは製品やサービスが実際のユーザーにとってどれだけ意味のあるものかを把握できます。
そして、UCD（ユーザーセンタードデザイン）というのを見聞きすることがあるかと思います。このユーザーセンタードデザインは、ユーザーのフィードバックを基に製品やサービスを開発する方法です。ユーザーの声に耳を傾け、そのフィードバックをデザインに反映させることで、ユーザーに対する理解と共感が深まります。
また、デザインにストーリーテリングを取り入れることで、製品やサービスが物語を通じて感情的なつながりを築くことができます。ユーザーが製品やサービスの背後にあるストーリーに共感することで、製品に対する愛着や さらには忠誠心が生まれたりします。
加えて、色彩・形状・テクスチャなどの感性的なデザイン要素を慎重に選定することで、ユーザーの感情や感性に訴えかけることができます。例えば、温かい色調や柔らかい質感は親しみやすさを、鮮やかな色彩や洗練されたデザインは興奮や興味を引き起こすことがあります。
デザインが実際にユーザーと触れ合う過程で、ユーザーフィードバックを積極的に受け入れることが共感を生み出す一環です。ユーザーの声に真摯に向き合い、製品やサービスを改善する姿勢が、ユーザーとの共感を深めていくのです。

デザイン業界は多様性とインクルージョン（組織内のメンバーが それぞれの個性や能力、考え方を認め合いながら活躍できている状態）の観点からも進化しています。異なる背景や視点を持つ人々が協力し、異なるアイデンティティや文化を尊重することがデザインの豊かさを生む要因となります。未来のデザイナーは、多様性を受け入れ、それをデザインプロセスに組み込むことが求められます。

デザイン思考は単なるデザインプロセスだけでなく、組織全体のアプローチにも影響を与えています。未来のデザイナーは、問題解決やイノベーションのためにデザイン思考を組織内に浸透させ、異なる部門や専門分野との協力を促進する力を持つ必要があります。

デジタル技術の進展により、地理的な制約を超えてデザイナー同士が協力することが容易になりました。未来のデザイン業務では、フリーランスデザイナーとの連携が一般的となるようです。僕は明石で江井島広告制作を立ち上げてからは印刷会社に外注する以外 ほとんど一人で業務を行っておりましたが、確実にこれからは柔軟な仕事のスタイルやアイデアの交換がデザインプロセスに新しい息吹をもたらすのではないかと考えるようになりました。
フリーランスデザイナーをプロジェクトに参加させることで、プロジェクトの進行やスケジュールに柔軟性をもたらします。必要に応じてスキルや人員を追加でき、プロジェクトの規模やニーズに素早く対応することが可能です。
フリーランスデザイナーは様々な分野や業界での経験を持っていることが一般的です。彼らと連携することで、プロジェクトにおいて必要な特定の専門知識やスキルを取り入れることができます。これにより、デザインの幅を広げ、プロジェクトに多様性をもたらすことができます。
フリーランスデザイナーをプロジェクトに参加させることで、必要なときにだけ支払いを行うことができます。常時雇用するよりもコストを最適化でき、プロジェクトに必要な段階で適切なリソースを利用することができます。
フリーランスデザイナーは異なるプロジェクトやクライアントと協力してきた経験があります。そのため、新鮮なアイデアや異なる視点をもたらし、プロジェクトに新たな刺激を与えることが期待できます。
フリーランスデザイナーとの連携は、プロジェクトの柔軟性だけでなく、効率的なプロジェクト管理をもたらします。プロジェクトごとに最適なスキルセットを組み合わせ、効果的な作業フローを確立することができると思います。
昭和世代にとっては憧れというか 本当に夢だったのですが、デジタルテクノロジーの進化により 地理的な制約を超えることで世界中の優れたデザイナーと連携することも可能です。異なる文化や視点を取り入れ、より国際的な視点でプロジェクトを進められるのではないでしょうか。

今後 デザイン制作を通じて、つながる可能性が無限に広がりますように…　そんな期待をこめて、年が明けると同時に 新サイトMUGEN.SPACEをオープンさせました。MUGEN.SPACEは、ふれんどらいんや事務所のホームページをはじめ、時が経つにつれて増えたサイトをまとめる役割もしています。
いよいよMUGEN.SPACE提供の新発想コワーキングスペースがスタートです。是非 ご覧ください。

⇒ MUGEN.SPACE｜新しいスタートを共に