2024年02月20日
YouTubeの進化と未来:動画共有プラットフォームの軌跡、展望、そして課題
YouTubeは2005年に誕生して以来、インターネット上で動画を共有するプラットフォームとして、急速に成長しました。
その軌跡は、独自のコンテンツ制作、広告収益モデルの確立、そして世界中の人々による動画共有の場としての役割を含んでいます。

YouTubeの役割は多岐にわたります。
まず第一に、動画共有プラットフォームとして、個人から企業まで、誰もが自分の動画を簡単にアップロードし、世界中の視聴者と共有することができる場を提供しています。
また、YouTubeはエンターテイメントの主要な源となり、ミュージックビデオ、バラエティ番組、ドキュメンタリー、Vlogなど多様なコンテンツが視聴者に提供されています。
さらに、YouTubeは情報や教育的なコンテンツの場としても重要であり、チュートリアルや講義、ドキュメンタリーなどが豊富に提供されています。
そして、YouTuberと視聴者の間でのコミュニケーションが活発であり、コメントやライブ配信を通じてリアルタイムのやり取りが行われています。
YouTubeの過去と現在を比較すると、いくつかの違いが見られます。
例えば、プロフェッショナリズムの向上が挙げられます。以前はアマチュアのコンテンツが主流でしたが、今では多くのプロフェッショナルなコンテンツクリエイターや企業がYouTube上で活動しています。
また、YouTubeの規模はかつてないほど大きく、世界中の人々が日常的に利用しています。広告収益モデルも成熟し、クリエイターにとっての収益源となっています。
さらに、YouTubeはAI技術を積極的に活用し、個々の利用者に最適化されたコンテンツを提供しています。
今後の動向としては、YouTubeに対抗するため、他の動画共有プラットフォームが台頭しています。
ライブ配信の人気が高まり、YouTubeもこのトレンドに追随しています。インタラクティブなコンテンツの増加や、VRやAR技術の普及も期待されています。
15年前、てんこもりで【ふわりんの…光の中へ】というブログを書かれていた ふわりんことエンジェル恭さん。
そんな彼女がCDデビューされた際にプロモーションビデオ的な動画を作成しYouTubeにアップしました。
フリー素材として使用できる彼女に似たモデルさんの画像サイトを見つけたので、そちらの画像と風景なども他の素材サイトから探して、それらを何枚か組み合わせて作成したのが こちらの動画です。
昨今のクオリティと比較すると かなりシンプルな感じですが、動画全体にスピリチュアルな雰囲気も醸し出されていて、そこそこ評判は良かったです。夕日でモデルさんの顔が赤みかかった画像をPhotoshopを用いて加工するなど随所で最低限の工夫は施しました。
その後、クリスマス会で使いたいということで冬バージョンを作成しましたが、こちらの方はクリスマスを意識し過ぎたのか 登場する人物も なんとなく若めにしてしまったので、ご本人がイメージしていたものとは違っていてイマイチだったような気がします。
YouTubeは、動画共有の先駆者として数々の成功を収めてきましたが、その成功にはいくつかの課題や問題点も存在します。
まず、著作権の問題が挙げられます。
YouTubeでは、コンテンツクリエイターが自分の作品を投稿する際に、著作権の侵害に関する注意を払う必要があります。
しかし、時には著作権に関する紛争や侵害が生じることがあり、これはYouTubeやクリエイターにとって課題となっています。YouTubeは著作権侵害を防ぐために様々な取り組みを行っていますが、完全な解決には至っていません。
また、プラットフォーム上での過度な過激なコンテンツやヘイトスピーチ、暴力的なコンテンツなど、コンテンツの品質や安全性に関する問題もあります。YouTubeはこれらの問題に対処するためにコンテンツポリシーやモデレーションを強化していますが、完全な解決には至っていません。
ふわりんさんの楽曲はオリジナルで画像もフリー素材ですので問題はないのですが、僕は調子に乗ってしまい ついつい自分がカラオケで歌っている動画を編集してアップしてしまったりするのです。
自分で言うのもなんですが、これはクリエイターとしては どうなんでしょう。
YouTube内での楽曲の使用は認められているものの、自分自身のオリジナルでは無いので、しかもテロップで歌詞も表示しているため著作権云々でいえば限りなくグレーな感じです。僕がYouTubeを収益目的で利用していないのは実はこのような理由というか、きっと気付かないうちに度が過ぎた行為をしてしまうからなのでしょう(笑)
さらに、YouTubeは広告収益に依存しており、広告主の要求に応じてコンテンツが変化することがあります。これにより、一部のクリエイターが広告主の意向に合わせたコンテンツを制作することが批判されることもあります。
他にも、YouTubeはデータのプライバシーやセキュリティに関する問題にも直面しています。ユーザーデータの収集やプライバシーの保護に関する取り組みが不十分であるとの指摘があります。
これらの課題や問題点にもかかわらず、YouTubeは依然として世界最大の動画共有プラットフォームとしての地位を維持し、今後も進化し続けることが期待されています。
しかし、これらの問題に対処することが、YouTubeの持続可能な発展にとって重要な課題となるでしょう。
YouTubeには個人的な動画アップはほとんどしていない今日この頃ですが、仕事や集客の告知は度々行なっております。
最後に昨年3月に制作した動画を紹介しましょう。こちらは限定公開だったので一般初公開となります。
その軌跡は、独自のコンテンツ制作、広告収益モデルの確立、そして世界中の人々による動画共有の場としての役割を含んでいます。

YouTubeの役割は多岐にわたります。
まず第一に、動画共有プラットフォームとして、個人から企業まで、誰もが自分の動画を簡単にアップロードし、世界中の視聴者と共有することができる場を提供しています。
また、YouTubeはエンターテイメントの主要な源となり、ミュージックビデオ、バラエティ番組、ドキュメンタリー、Vlogなど多様なコンテンツが視聴者に提供されています。
さらに、YouTubeは情報や教育的なコンテンツの場としても重要であり、チュートリアルや講義、ドキュメンタリーなどが豊富に提供されています。
そして、YouTuberと視聴者の間でのコミュニケーションが活発であり、コメントやライブ配信を通じてリアルタイムのやり取りが行われています。
YouTubeの過去と現在を比較すると、いくつかの違いが見られます。
例えば、プロフェッショナリズムの向上が挙げられます。以前はアマチュアのコンテンツが主流でしたが、今では多くのプロフェッショナルなコンテンツクリエイターや企業がYouTube上で活動しています。
また、YouTubeの規模はかつてないほど大きく、世界中の人々が日常的に利用しています。広告収益モデルも成熟し、クリエイターにとっての収益源となっています。
さらに、YouTubeはAI技術を積極的に活用し、個々の利用者に最適化されたコンテンツを提供しています。
今後の動向としては、YouTubeに対抗するため、他の動画共有プラットフォームが台頭しています。
ライブ配信の人気が高まり、YouTubeもこのトレンドに追随しています。インタラクティブなコンテンツの増加や、VRやAR技術の普及も期待されています。
15年前、てんこもりで【ふわりんの…光の中へ】というブログを書かれていた ふわりんことエンジェル恭さん。
そんな彼女がCDデビューされた際にプロモーションビデオ的な動画を作成しYouTubeにアップしました。
フリー素材として使用できる彼女に似たモデルさんの画像サイトを見つけたので、そちらの画像と風景なども他の素材サイトから探して、それらを何枚か組み合わせて作成したのが こちらの動画です。
昨今のクオリティと比較すると かなりシンプルな感じですが、動画全体にスピリチュアルな雰囲気も醸し出されていて、そこそこ評判は良かったです。夕日でモデルさんの顔が赤みかかった画像をPhotoshopを用いて加工するなど随所で最低限の工夫は施しました。
その後、クリスマス会で使いたいということで冬バージョンを作成しましたが、こちらの方はクリスマスを意識し過ぎたのか 登場する人物も なんとなく若めにしてしまったので、ご本人がイメージしていたものとは違っていてイマイチだったような気がします。
YouTubeは、動画共有の先駆者として数々の成功を収めてきましたが、その成功にはいくつかの課題や問題点も存在します。
まず、著作権の問題が挙げられます。
YouTubeでは、コンテンツクリエイターが自分の作品を投稿する際に、著作権の侵害に関する注意を払う必要があります。
しかし、時には著作権に関する紛争や侵害が生じることがあり、これはYouTubeやクリエイターにとって課題となっています。YouTubeは著作権侵害を防ぐために様々な取り組みを行っていますが、完全な解決には至っていません。
また、プラットフォーム上での過度な過激なコンテンツやヘイトスピーチ、暴力的なコンテンツなど、コンテンツの品質や安全性に関する問題もあります。YouTubeはこれらの問題に対処するためにコンテンツポリシーやモデレーションを強化していますが、完全な解決には至っていません。
ふわりんさんの楽曲はオリジナルで画像もフリー素材ですので問題はないのですが、僕は調子に乗ってしまい ついつい自分がカラオケで歌っている動画を編集してアップしてしまったりするのです。
自分で言うのもなんですが、これはクリエイターとしては どうなんでしょう。
YouTube内での楽曲の使用は認められているものの、自分自身のオリジナルでは無いので、しかもテロップで歌詞も表示しているため著作権云々でいえば限りなくグレーな感じです。僕がYouTubeを収益目的で利用していないのは実はこのような理由というか、きっと気付かないうちに度が過ぎた行為をしてしまうからなのでしょう(笑)
さらに、YouTubeは広告収益に依存しており、広告主の要求に応じてコンテンツが変化することがあります。これにより、一部のクリエイターが広告主の意向に合わせたコンテンツを制作することが批判されることもあります。
他にも、YouTubeはデータのプライバシーやセキュリティに関する問題にも直面しています。ユーザーデータの収集やプライバシーの保護に関する取り組みが不十分であるとの指摘があります。
これらの課題や問題点にもかかわらず、YouTubeは依然として世界最大の動画共有プラットフォームとしての地位を維持し、今後も進化し続けることが期待されています。
しかし、これらの問題に対処することが、YouTubeの持続可能な発展にとって重要な課題となるでしょう。
YouTubeには個人的な動画アップはほとんどしていない今日この頃ですが、仕事や集客の告知は度々行なっております。
最後に昨年3月に制作した動画を紹介しましょう。こちらは限定公開だったので一般初公開となります。
2024年02月10日
オリジナルキャラクターを作成し 動かすお手伝いをさせていただきます。
一般公募で選ばれた播磨のアイドル『てんこもりん』は、 2007年8月16日に『てんこもりんのりんりん日記』でデビューしました。
15年経った現在でも、『兵庫・播磨地域のみんなのブログで作る情報広場てんこもり』にて 当時と変わらず元気な姿を見せています。
故郷の「もりん星」から「もりん1号」に乗ってやってきたのですが、「もりん1号」が壊れてしまい「もりん星」に帰れなくなったので ずっと高砂市に住み続けているという設定だったと記憶しています。(15年も前のことなので真相は忘れました)

翌年2008年春、てんこもりを運営している株式会社シールズに新人スタッフ三人娘が入社してきました(現在も2名在職中のこと)。どういうつもりだったかはわかりませんが 彼女らは新たなキャラクター『寄り道娘』を作り出してしまったのです。ひょっとしたら3人ともクリエイターとしての血が騒いだのかもしれません。
ちょうどその年は姫路菓子博が開催される年だったので、お菓子のイメージのキャラで盛り上げた方が良いなどの意見も出ていました。頭の上に播磨の特産物をごちゃごちゃ載せている『てんこもりん』よりも、イチゴの帽子をかぶった『寄り道娘』の方が宣伝効果が高いと思ったのでしょう。そんなわけで姫路菓子博の開催期間に限っては 『てんこもりん』は ほとんどその姿を見せることは無くなってしまったのです(泣)。

●寄り道娘(てんこもり三人娘作)
姫路菓子博終了後に人気復活をかけてみるけれど 既に遅しといった感じで、さらに三人娘以外のスタッフにはバッタもんのような『てんこもりん』を描かれる始末…(/_;)そして、それを真似て抵抗する けなげな僕。

しかし、その夏 『てんこもりん』は、お友だちキャラの『タコリン』と『きっこちゃん』とともに『てんこもり杯ゴルフコンペ』の告知で元気な姿を披露したのを機に、『てんこもりラムネ』のメインキャラクターでの採用となり見事復活しました。めでたしめでたし♪

ブログのネタで挿絵的に てんこもりんを描いて、てんこもりのキャラクターとしての認知度を高めてゆく…
てんこもりんをブログ内などで動かす作業は、正直言って 生きがいでした。

てんこもりんをFlashやGIFアニメを作って動かしてみたり、パズルや サウンドノベルなどのゲームを作ってみたり、まだまだ 多くの人々が存在を知るに至らなかったYouTubeで遊ばせてみたり。
当時のWeb上のシステムやサービスを駆使して最大限出来ることをやってみました。
⇒ てんこもりんのりんりん日記
僕は派遣社員という立場で株式会社シールズにお世話になっていました。その後 2008年夏の終わり、派遣元の会社の都合によりシールズを離れてしまいます。
プライベートでは 全国各地の自治体や企業などのオリジナルキャラクター募集を見つけては応募していました。
しかし、そう簡単に入選とはならず。ずっと落選が続きました。
そんな中、2013年の暮れに兵庫県立がんセンター様からロゴマークとオリジナルキャラクターの制作依頼をいただいたのは驚きでした。職員さんたちからの原案を元にカタチにしていくという作業だったのですが、皆さんと一緒に 生き生きとしたキャラクターを誕生させることが出来て とても楽しかったです。
ちょうど10年前の新聞に載りました。
他にもいろんなキャラクター誕生させています。『てんこもりん』と同じく公募によるものとか職場や団体の皆さんが描いたものを描きおこしたり、または僕のまったくのオリジナルキャラクターだったり。
江井島広告制作のホームページや イラストコミュニケーションサービスのpixiv(ピクシブ)に いくつか作品を投稿しておりますのでご覧ください。
⇒ KURACHAN♪ - pixiv
キャラクターを作り出すという作業は面白いです。きっと 15年前の三人娘も楽しかったに違いありません。
それを動かしたり、オリジナルグッズにしたりするのを仕事に出来ているのは 本当に幸せなことだと思います。
これからも キャラクター誕生のお手伝いをさせていただきます。是非ご依頼ください。
15年経った現在でも、『兵庫・播磨地域のみんなのブログで作る情報広場てんこもり』にて 当時と変わらず元気な姿を見せています。
故郷の「もりん星」から「もりん1号」に乗ってやってきたのですが、「もりん1号」が壊れてしまい「もりん星」に帰れなくなったので ずっと高砂市に住み続けているという設定だったと記憶しています。(15年も前のことなので真相は忘れました)

翌年2008年春、てんこもりを運営している株式会社シールズに新人スタッフ三人娘が入社してきました(現在も2名在職中のこと)。どういうつもりだったかはわかりませんが 彼女らは新たなキャラクター『寄り道娘』を作り出してしまったのです。ひょっとしたら3人ともクリエイターとしての血が騒いだのかもしれません。
ちょうどその年は姫路菓子博が開催される年だったので、お菓子のイメージのキャラで盛り上げた方が良いなどの意見も出ていました。頭の上に播磨の特産物をごちゃごちゃ載せている『てんこもりん』よりも、イチゴの帽子をかぶった『寄り道娘』の方が宣伝効果が高いと思ったのでしょう。そんなわけで姫路菓子博の開催期間に限っては 『てんこもりん』は ほとんどその姿を見せることは無くなってしまったのです(泣)。

●寄り道娘(てんこもり三人娘作)
姫路菓子博終了後に人気復活をかけてみるけれど 既に遅しといった感じで、さらに三人娘以外のスタッフにはバッタもんのような『てんこもりん』を描かれる始末…(/_;)そして、それを真似て抵抗する けなげな僕。

しかし、その夏 『てんこもりん』は、お友だちキャラの『タコリン』と『きっこちゃん』とともに『てんこもり杯ゴルフコンペ』の告知で元気な姿を披露したのを機に、『てんこもりラムネ』のメインキャラクターでの採用となり見事復活しました。めでたしめでたし♪

ブログのネタで挿絵的に てんこもりんを描いて、てんこもりのキャラクターとしての認知度を高めてゆく…
てんこもりんをブログ内などで動かす作業は、正直言って 生きがいでした。

てんこもりんをFlashやGIFアニメを作って動かしてみたり、パズルや サウンドノベルなどのゲームを作ってみたり、まだまだ 多くの人々が存在を知るに至らなかったYouTubeで遊ばせてみたり。
当時のWeb上のシステムやサービスを駆使して最大限出来ることをやってみました。
⇒ てんこもりんのりんりん日記
僕は派遣社員という立場で株式会社シールズにお世話になっていました。その後 2008年夏の終わり、派遣元の会社の都合によりシールズを離れてしまいます。
プライベートでは 全国各地の自治体や企業などのオリジナルキャラクター募集を見つけては応募していました。
しかし、そう簡単に入選とはならず。ずっと落選が続きました。
そんな中、2013年の暮れに兵庫県立がんセンター様からロゴマークとオリジナルキャラクターの制作依頼をいただいたのは驚きでした。職員さんたちからの原案を元にカタチにしていくという作業だったのですが、皆さんと一緒に 生き生きとしたキャラクターを誕生させることが出来て とても楽しかったです。
ちょうど10年前の新聞に載りました。
●2014年2月13日付 神戸新聞朝刊より


他にもいろんなキャラクター誕生させています。『てんこもりん』と同じく公募によるものとか職場や団体の皆さんが描いたものを描きおこしたり、または僕のまったくのオリジナルキャラクターだったり。
江井島広告制作のホームページや イラストコミュニケーションサービスのpixiv(ピクシブ)に いくつか作品を投稿しておりますのでご覧ください。
⇒ KURACHAN♪ - pixiv
キャラクターを作り出すという作業は面白いです。きっと 15年前の三人娘も楽しかったに違いありません。
それを動かしたり、オリジナルグッズにしたりするのを仕事に出来ているのは 本当に幸せなことだと思います。
これからも キャラクター誕生のお手伝いをさせていただきます。是非ご依頼ください。
2024年02月09日
表題と装丁に惹かれて 読書の愉しみを追求し 運命の本と出会いたい
月に3回 水曜日に、JR神戸線朝霧駅からすぐのリードサザンビル3階にある朝霧カルチャー教室におきましてオープンデザインスタジオなるものをやっております。
基本的に僕の仕事の様子を公開するというものですが、そこでは 見学・自習・質問・商談・雑談・お手伝いなど、何でも自由にしていただくという趣旨でコワーキング利用も可能です。時間内であればお気軽にお越しいただいて、それなりの学びや情報などを持ち帰っていただければと思い、スタートさせてから3年ぐらい経ちました。
ここ朝霧南町は明石市の東端に位置しており、100mほど歩けば神戸市垂水区との境界となります。
今年に入ってからですが、オープンデザインスタジオが終わってからは帰らずに、そのまま旧浜国道(兵庫県道718号明石高砂線/※浜国といっても、実際に海を横目に眺めながら走る区間はほとんどありません)をドライブして、明石の西端の二見にあるイトーヨーカドー明石店へ行くようになりました。イトーヨーカドーの西側の兵庫県道208号を渡って山陽電車の西二見駅を越えて少し歩けば そこは加古郡播磨町です。
明石の江井ヶ島に移住してから まもなく20年になります。当初はイトーヨーカドーにはよく来ていましたが、この数年は なぜかしら来ることも少なくなリました。理由としては、かなり前ですが 3階にあったレストランが閉店したのが大きかったように思います。僕と子どもは そこのイタリアン料理がお気に入りで、店の本当の名前は覚えていませんが 壁が白かったので「白い店」といって結構頻繁に食べに行ってました。その後はキャンドゥになっています。先日には 同じく3階の映像・音楽ソフト、楽器を扱う 「新星堂 明石ヨーカドー店」が閉店しました。他の店舗もいくつか閉店したり閉店予定らしいです。また最近の報道を目にするとヨーカドーは全国的に店舗の閉店が進んでいるようですね。神戸新聞の昨年12月16日の記事によれば、明石市はイトーヨーカドー明石店に図書館を新設する方針を明らかにしたみたいです。蔵書数は約3万冊で、2025年春の開設を目指すそうです。なぜ図書館なのか?明石市の考えていることは いろんな意味で よくわかりませんので、とにかく ここではあまり触れないようにしておきます。
情報によれば図書館は3階にできるようなので、そうなれば 同じく3階にある【くまざわ書店 明石店】はどうなるのでしょうか?
そういえば、明石駅前のパピオスにも図書館がありますが、その下にジュンク堂明石店があったりしていますね。
ああ、なるほど「本のまち 明石」と銘打っているので、この路線で突っ走るつもりなのですね(←勝手な妄想です)。
さてさて ここからが本題ですが、明石の東端から西端に移動する最大の目的は【くまざわ書店 明石店】だったりします。大きくもなく小さくもなく ちょうどいい広さで、ここに来れば大概 一冊は本を買って帰ります。最近はamazonで購入することが多くなって訪れることも減ってしまったのですが、明石に来た当初は来るたびに買っていました。お気に入りの店です。
先日2月7日の水曜日には朝霧からこちらに移動し午後3時から4時過ぎまで、ずっと店内にいて それぞれの分野の棚に いろんな本が並んでいるのを眺めていました。そして、長い時間をかけて 結局のところ買ったのは、入り口付近に置いてあるおすすめコーナーにある一冊の文庫本でした。
宮嶋 勲さんというワインジャーナリストが書かれた【最後はなぜかうまくいくイタリア人】という本です。
よくよく見てみると最終ページには、2015年に日本経済新聞出版社から刊行した本を2018年に文庫化したもので、2023年11月7日に第11刷発行とありました。新刊でもないのに 新刊本のような扱いをされていたので買ってしまったわけですが、自分にとっては それとなく惹かれる表題であったのと、その場の他の本と比べた際の装丁が際立っていたからだと思います。
実は、若い頃に前世を占ってもらったことがあったのですが、その時に「前世はイタリアン人で服を作っていた」と言われたのを今でも強烈に覚えています。
この本を読んでいても なぜかしら自分の本心や行動や生き方自体など共通する点が多々あって、前世がイタリア人というのは当たってるんじゃないかと思ったりもしています(笑)。
江井ヶ島の海賊イタリアン食堂とのご縁も それなりの理由があるのかもしれません。
この本の感想は、同じく この本を読んだ人と語り合いたいと思います。
宣伝するわけではありませんが、皆さんも是非 買って読んでみてください。

基本的に僕の仕事の様子を公開するというものですが、そこでは 見学・自習・質問・商談・雑談・お手伝いなど、何でも自由にしていただくという趣旨でコワーキング利用も可能です。時間内であればお気軽にお越しいただいて、それなりの学びや情報などを持ち帰っていただければと思い、スタートさせてから3年ぐらい経ちました。
ここ朝霧南町は明石市の東端に位置しており、100mほど歩けば神戸市垂水区との境界となります。
今年に入ってからですが、オープンデザインスタジオが終わってからは帰らずに、そのまま旧浜国道(兵庫県道718号明石高砂線/※浜国といっても、実際に海を横目に眺めながら走る区間はほとんどありません)をドライブして、明石の西端の二見にあるイトーヨーカドー明石店へ行くようになりました。イトーヨーカドーの西側の兵庫県道208号を渡って山陽電車の西二見駅を越えて少し歩けば そこは加古郡播磨町です。
明石の江井ヶ島に移住してから まもなく20年になります。当初はイトーヨーカドーにはよく来ていましたが、この数年は なぜかしら来ることも少なくなリました。理由としては、かなり前ですが 3階にあったレストランが閉店したのが大きかったように思います。僕と子どもは そこのイタリアン料理がお気に入りで、店の本当の名前は覚えていませんが 壁が白かったので「白い店」といって結構頻繁に食べに行ってました。その後はキャンドゥになっています。先日には 同じく3階の映像・音楽ソフト、楽器を扱う 「新星堂 明石ヨーカドー店」が閉店しました。他の店舗もいくつか閉店したり閉店予定らしいです。また最近の報道を目にするとヨーカドーは全国的に店舗の閉店が進んでいるようですね。神戸新聞の昨年12月16日の記事によれば、明石市はイトーヨーカドー明石店に図書館を新設する方針を明らかにしたみたいです。蔵書数は約3万冊で、2025年春の開設を目指すそうです。なぜ図書館なのか?明石市の考えていることは いろんな意味で よくわかりませんので、とにかく ここではあまり触れないようにしておきます。
情報によれば図書館は3階にできるようなので、そうなれば 同じく3階にある【くまざわ書店 明石店】はどうなるのでしょうか?
そういえば、明石駅前のパピオスにも図書館がありますが、その下にジュンク堂明石店があったりしていますね。
ああ、なるほど「本のまち 明石」と銘打っているので、この路線で突っ走るつもりなのですね(←勝手な妄想です)。
さてさて ここからが本題ですが、明石の東端から西端に移動する最大の目的は【くまざわ書店 明石店】だったりします。大きくもなく小さくもなく ちょうどいい広さで、ここに来れば大概 一冊は本を買って帰ります。最近はamazonで購入することが多くなって訪れることも減ってしまったのですが、明石に来た当初は来るたびに買っていました。お気に入りの店です。
先日2月7日の水曜日には朝霧からこちらに移動し午後3時から4時過ぎまで、ずっと店内にいて それぞれの分野の棚に いろんな本が並んでいるのを眺めていました。そして、長い時間をかけて 結局のところ買ったのは、入り口付近に置いてあるおすすめコーナーにある一冊の文庫本でした。
宮嶋 勲さんというワインジャーナリストが書かれた【最後はなぜかうまくいくイタリア人】という本です。
よくよく見てみると最終ページには、2015年に日本経済新聞出版社から刊行した本を2018年に文庫化したもので、2023年11月7日に第11刷発行とありました。新刊でもないのに 新刊本のような扱いをされていたので買ってしまったわけですが、自分にとっては それとなく惹かれる表題であったのと、その場の他の本と比べた際の装丁が際立っていたからだと思います。
実は、若い頃に前世を占ってもらったことがあったのですが、その時に「前世はイタリアン人で服を作っていた」と言われたのを今でも強烈に覚えています。
この本を読んでいても なぜかしら自分の本心や行動や生き方自体など共通する点が多々あって、前世がイタリア人というのは当たってるんじゃないかと思ったりもしています(笑)。
江井ヶ島の海賊イタリアン食堂とのご縁も それなりの理由があるのかもしれません。
この本の感想は、同じく この本を読んだ人と語り合いたいと思います。
宣伝するわけではありませんが、皆さんも是非 買って読んでみてください。

2024年02月03日
ブログの軌跡 - 人生を綴り 夢を語る - 自分の生きた証を書籍化したい
ブログポータルサイト「兵庫播磨てんこもり」で約10年ぶりにブログ「きらめき☆てんこもり♪」を復活させた理由は、一昨年の暮れに 自分では解決出来ない高度な制作技術を要する作業を、古巣でもあり「兵庫播磨てんこもり」の運営会社である株式会社シールズの元スタッフに依頼したのがきっかけです。
さらに時を 同じくして、兵庫県播磨地域から新たな市場を開拓との謳い文句でスタートさせた新サービスを、「兵庫播磨てんこもり」と同じキーワードにて周知させるための目的で「きらめき☆てんこもり♪」の再開となりました。
数年前に明石市内の出版印刷会社さんが企画した本づくり教室に参加し、最終的に数名の参加者でそれぞれ短編を執筆しました。そして、それらをまとめた本を発行。その中で僕は自分史を書いています。過去にブログに投稿した記事を流用したり、時系列がバラバラだった内容のものは調整したり、新たに文章を加えたりした30ページ程のプチ自分史です。
自分史は意外と好評で、講演会の講師として呼ばれたり、新聞に掲載されたりもしました。
僕自身の話を中心に綴っていくなかで、不思議なことに それは両親のことについて語っているのです。
⇒ 僕をたどる物語
今後はこれまで明かしていない出来事や現在のブログ投稿も加え、自分の人生の全てを網羅した本を出版したいです。これを機に自分の意識レベルを引き上げ、遅くても人生を終えるまでに出版を果たしたいと心に誓っています。
幼少期の思い出から始まり、学生時代の喜びや苦悩、そして大人になって迎えた様々な出会いや辛い別れ。これらは、書籍化を通じて振り返ることで、新たな意味を見出せるかもしれません。誰にも言えなかった感情や秘密も、許容出来る範囲にて言葉を紡ぎつつ、今の自分自身に優しく語りかけることで心の整理がついていっているように思います。
仕事においては、広告制作デザイナーとして一応の成功をおさめた時から事業の失敗まで多くの経験があります。運送業やホテルマンといった異業種での経歴やアルバイトも含め、その中で得た教訓や成功、失敗談を書き綴ります。これを通じて、人生の多彩な側面を垣間見ていただけることでしょう。
自費出版の道は険しいものですが、自分自身の意識レベルを向上させたいと思っています。遅くても、人生が終わるその日までには完成させ、出版の夢を叶えたいという想いが胸にあります。
しかし、自費出版のための印刷会社とのやり取りは順調ではありません。
本づくり教室の印刷会社には自費出版の費用の見積もりをお願いしていましたが、一年以上経っても見積りは上がってきません。単純に忘れているだけか?こちらがちゃんと伝えてなかったのか? それともまだ出版する時期ではないということなのか? しかし結局のところ、自分自身が原稿の準備をほとんどしていなくて中途半端な状態であること気づきました。
そして、出版にはそれ相応の費用がかかりますが、正直なところお金がありません。
それでも、熱意が高ければ実現できるのではと思っていた矢先に、昨年7月に神戸新聞の広告で出ていた大手出版社さんの自費出版説明会に参加しました。
ますます出版への情熱が高まりました。今後もブログを通じて執筆を続け、編集を経て出版へと繋げていきたいと考えています。
自分の人生に価値がないと感じた瞬間もありましたが、ブログを元に書籍化するという目標を決めて過去を振り返るうちに、その波瀾万丈な経験が意外なほど面白く、そして何かしらの社会貢献につながるのではないかと思うようになりました。自らの経験を通して、他の誰かが勇気づけられ、共感できるような何かを作り上げたいという強い思いが湧き出てきます。
これまで優しく接してくれた人、厳しく叱ってくれた人、再び会いたい人、そしてこれから出会うであろう人たちを思い浮かべながら、これまで自分が多くの人たちに対してかけてしまったご迷惑に対する償いの気持ちと、支えてくださったすべての皆さんへの感謝を胸に頑張ります。
この出版への応援をいただければ これ以上の喜びはありません。

さらに時を 同じくして、兵庫県播磨地域から新たな市場を開拓との謳い文句でスタートさせた新サービスを、「兵庫播磨てんこもり」と同じキーワードにて周知させるための目的で「きらめき☆てんこもり♪」の再開となりました。
数年前に明石市内の出版印刷会社さんが企画した本づくり教室に参加し、最終的に数名の参加者でそれぞれ短編を執筆しました。そして、それらをまとめた本を発行。その中で僕は自分史を書いています。過去にブログに投稿した記事を流用したり、時系列がバラバラだった内容のものは調整したり、新たに文章を加えたりした30ページ程のプチ自分史です。
自分史は意外と好評で、講演会の講師として呼ばれたり、新聞に掲載されたりもしました。
僕自身の話を中心に綴っていくなかで、不思議なことに それは両親のことについて語っているのです。
⇒ 僕をたどる物語
今後はこれまで明かしていない出来事や現在のブログ投稿も加え、自分の人生の全てを網羅した本を出版したいです。これを機に自分の意識レベルを引き上げ、遅くても人生を終えるまでに出版を果たしたいと心に誓っています。
幼少期の思い出から始まり、学生時代の喜びや苦悩、そして大人になって迎えた様々な出会いや辛い別れ。これらは、書籍化を通じて振り返ることで、新たな意味を見出せるかもしれません。誰にも言えなかった感情や秘密も、許容出来る範囲にて言葉を紡ぎつつ、今の自分自身に優しく語りかけることで心の整理がついていっているように思います。
仕事においては、広告制作デザイナーとして一応の成功をおさめた時から事業の失敗まで多くの経験があります。運送業やホテルマンといった異業種での経歴やアルバイトも含め、その中で得た教訓や成功、失敗談を書き綴ります。これを通じて、人生の多彩な側面を垣間見ていただけることでしょう。
自費出版の道は険しいものですが、自分自身の意識レベルを向上させたいと思っています。遅くても、人生が終わるその日までには完成させ、出版の夢を叶えたいという想いが胸にあります。
しかし、自費出版のための印刷会社とのやり取りは順調ではありません。
本づくり教室の印刷会社には自費出版の費用の見積もりをお願いしていましたが、一年以上経っても見積りは上がってきません。単純に忘れているだけか?こちらがちゃんと伝えてなかったのか? それともまだ出版する時期ではないということなのか? しかし結局のところ、自分自身が原稿の準備をほとんどしていなくて中途半端な状態であること気づきました。
そして、出版にはそれ相応の費用がかかりますが、正直なところお金がありません。
それでも、熱意が高ければ実現できるのではと思っていた矢先に、昨年7月に神戸新聞の広告で出ていた大手出版社さんの自費出版説明会に参加しました。
ますます出版への情熱が高まりました。今後もブログを通じて執筆を続け、編集を経て出版へと繋げていきたいと考えています。
自分の人生に価値がないと感じた瞬間もありましたが、ブログを元に書籍化するという目標を決めて過去を振り返るうちに、その波瀾万丈な経験が意外なほど面白く、そして何かしらの社会貢献につながるのではないかと思うようになりました。自らの経験を通して、他の誰かが勇気づけられ、共感できるような何かを作り上げたいという強い思いが湧き出てきます。
これまで優しく接してくれた人、厳しく叱ってくれた人、再び会いたい人、そしてこれから出会うであろう人たちを思い浮かべながら、これまで自分が多くの人たちに対してかけてしまったご迷惑に対する償いの気持ちと、支えてくださったすべての皆さんへの感謝を胸に頑張ります。
この出版への応援をいただければ これ以上の喜びはありません。

2024年02月01日
心斎橋のデザインオフィスへ転職したバブリーな時代☆その頃の心境について語る
現在はデザインの現場で広告制作に携わっていますが、もし考え方を変えることができていたならば 今とは違うデザインの道を歩んでいたのではないかと思うことがあります。
大阪のデザイン専門学校を卒業後、写植屋さんが前身の広告制作会社でデザイナーとは名乗り難い版下マンとして数年間勤務しましたが、昭和末期に大阪心斎橋のデザイン事務所へ転職してからはデザインの仕事は多岐にわたり刺激的でした。
そこで数々のPOPやパッケージデザインなどを担当する機会に恵まれました。
デザインといえばポスターやパンフレットの平面的な部分だけを見てきた自分にとっては毎日が発見の連続でした。広告制作デザインとパッケージデザインは異なるアプローチを求められることがあります。広告は瞬時に消費者の目を引きつけなければなりませんが、パッケージデザインは商品との長い付き合いになります。商品が家庭に入り、毎日の一部となるようなデザインを考えることは、独自のクリエイティビティを発揮するチャンスでもありました。

製品が市場で際立つためには、その外観が非常に重要です。
パッケージデザインは製品の第一印象を形成し、購買意欲を刺激する鍵となります。
今回はパッケージデザインの重要性と成功するためのポイントについて記述してみましょう。
1. パッケージデザインの役割
パッケージデザインは商品の保護だけでなく、ブランドイメージの構築や消費者とのコミュニケーションを担当しています。製品の特徴やユニークな要素を引き立て、同時に競合製品から差別化を図ります。
2. 消費者の心理へのアプローチ
購買決定はしばしば感情に基づいています。カラーや形状、素材などの要素は消費者の感性に訴えかけ、製品に対する好印象を構築します。また、ターゲット層の好みやライフスタイルに合わせたデザインが重要です。
3. ブランドコミュニケーション
パッケージはブランドのストーリーを伝える媒体でもあります。ロゴやキャッチフレーズ、イメージ写真などが統一感を持ち、ブランド価値を強化します。良いデザインは一目で製品の所属するブランドを識別できるものです。
4. イノベーションとトレンド
市場は絶えず変化しており、新しいトレンドが次々と生まれます。パッケージデザインはこれらのトレンドに敏感でなければなりません。時代に即したデザインや持続可能性を考慮した素材の使用が重要です。
5. 成功事例
以下に 成功したパッケージデザインの事例を紹介します。
以上の成功事例で紹介したブランドは、広告デザインとフォントの記事の時に紹介したブランドと重なります。結局のところ僕は、Appleやコカコーラやダヴのようなブランドのデザインを好む傾向のようですね。
心斎橋の事務所でパッケージデザインに従事していた当時、この界隈においては特にデザイナーという職業はもてはやされ、バブル景気の中で多くの人が軽やかに成功を収めているように見えました。
仕事終わりには事務所の皆んなとプールバーへ行ってバドワイザーを飲みながらビリヤードを楽しむのが日課のような感じで、パーティへのお誘いも頻繁にあって、ゴルフやテニスに触れたりしたのもこの時期でした。
しかし、広告制作畑にて下積みを続けていた自分であったがためか、「こんな華やかな場所にずっと存在できるわけがない、この流れに乗っていけるはずはない」といったネガティブな潜在意識が邪魔をしたのかは定かではありませんが、自分自身がその環境で なぜか少し浮いた存在のように感じるようになりました。デザイナーとしてのアイデンティティを見失いそうになる瞬間が何度も何度も繰り返し現れるのです。
気がついたら、いつの間にか 町の印刷屋さんとの関係が濃密な 元の広告制作畑に戻っていました。
今でも時折心の中で「もしも あのまま あの場所で」という思いが湧き上がります。
しかし、今感じる自分の感覚や経験も、他の分野で培えなかったものではありません。
これからも新たな可能性に挑戦し、デザインの奥深さを追求していければと思います。
大阪のデザイン専門学校を卒業後、写植屋さんが前身の広告制作会社でデザイナーとは名乗り難い版下マンとして数年間勤務しましたが、昭和末期に大阪心斎橋のデザイン事務所へ転職してからはデザインの仕事は多岐にわたり刺激的でした。
そこで数々のPOPやパッケージデザインなどを担当する機会に恵まれました。
デザインといえばポスターやパンフレットの平面的な部分だけを見てきた自分にとっては毎日が発見の連続でした。広告制作デザインとパッケージデザインは異なるアプローチを求められることがあります。広告は瞬時に消費者の目を引きつけなければなりませんが、パッケージデザインは商品との長い付き合いになります。商品が家庭に入り、毎日の一部となるようなデザインを考えることは、独自のクリエイティビティを発揮するチャンスでもありました。

製品が市場で際立つためには、その外観が非常に重要です。
パッケージデザインは製品の第一印象を形成し、購買意欲を刺激する鍵となります。
今回はパッケージデザインの重要性と成功するためのポイントについて記述してみましょう。
1. パッケージデザインの役割
パッケージデザインは商品の保護だけでなく、ブランドイメージの構築や消費者とのコミュニケーションを担当しています。製品の特徴やユニークな要素を引き立て、同時に競合製品から差別化を図ります。
2. 消費者の心理へのアプローチ
購買決定はしばしば感情に基づいています。カラーや形状、素材などの要素は消費者の感性に訴えかけ、製品に対する好印象を構築します。また、ターゲット層の好みやライフスタイルに合わせたデザインが重要です。
3. ブランドコミュニケーション
パッケージはブランドのストーリーを伝える媒体でもあります。ロゴやキャッチフレーズ、イメージ写真などが統一感を持ち、ブランド価値を強化します。良いデザインは一目で製品の所属するブランドを識別できるものです。
4. イノベーションとトレンド
市場は絶えず変化しており、新しいトレンドが次々と生まれます。パッケージデザインはこれらのトレンドに敏感でなければなりません。時代に即したデザインや持続可能性を考慮した素材の使用が重要です。
5. 成功事例
以下に 成功したパッケージデザインの事例を紹介します。
1. AppleのiPhoneパッケージ
Appleは製品のパッケージデザインにおいて非常に成功しています。iPhoneの白い箱はシンプルで洗練されたデザインであり、開ける瞬間に製品への期待感を高めます。また、製品自体が箱から取り出されると、その美しいデザインと高品質な質感が一層際立ちます。このデザインの統一感は、Appleブランドの高級感や技術革新を強調し、消費者に強い印象を与えています。
2. Coca-Colaのクリスマスエディション
Coca-Colaは毎年、クリスマスシーズンに向けて特別なパッケージをデザインします。クリスマスツリーやサンタクロースのイラストが施され、赤と白のカラースキームがクリスマスの雰囲気を反映しています。この季節限定のデザインは、消費者に特別感を与え、商品が季節のイベントにぴったりであることをアピールしています。
3. Doveの美容製品
Doveは製品のパッケージデザインにおいても消費者に訴求する成功例です。製品パッケージにはシンプルで優雅なデザインが施され、製品自体の「自然な美しさ」や「保湿効果」を強調しています。デザインの優れた統一感は、Doveのブランドメッセージを効果的に伝え、信頼性を築いています。
以上の成功事例で紹介したブランドは、広告デザインとフォントの記事の時に紹介したブランドと重なります。結局のところ僕は、Appleやコカコーラやダヴのようなブランドのデザインを好む傾向のようですね。
心斎橋の事務所でパッケージデザインに従事していた当時、この界隈においては特にデザイナーという職業はもてはやされ、バブル景気の中で多くの人が軽やかに成功を収めているように見えました。
仕事終わりには事務所の皆んなとプールバーへ行ってバドワイザーを飲みながらビリヤードを楽しむのが日課のような感じで、パーティへのお誘いも頻繁にあって、ゴルフやテニスに触れたりしたのもこの時期でした。
しかし、広告制作畑にて下積みを続けていた自分であったがためか、「こんな華やかな場所にずっと存在できるわけがない、この流れに乗っていけるはずはない」といったネガティブな潜在意識が邪魔をしたのかは定かではありませんが、自分自身がその環境で なぜか少し浮いた存在のように感じるようになりました。デザイナーとしてのアイデンティティを見失いそうになる瞬間が何度も何度も繰り返し現れるのです。
気がついたら、いつの間にか 町の印刷屋さんとの関係が濃密な 元の広告制作畑に戻っていました。
今でも時折心の中で「もしも あのまま あの場所で」という思いが湧き上がります。
しかし、今感じる自分の感覚や経験も、他の分野で培えなかったものではありません。
これからも新たな可能性に挑戦し、デザインの奥深さを追求していければと思います。